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T557/治験について

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今回の外来の一週間ほど前から、また突発的な高熱を繰り返し炎症の数値がかなり上昇したことが気になります。この高熱の原因はほぼ、在宅点滴の感染によるものと考えられますが、処置のミスというよりは、日常の一般的な感染が長期留置している体内のカテーテルに悪影響したものと思われます。

熱が上がる時は、体調異変を感じてから2時間ほどで39度に達してしまい、解熱剤抑える処置をします。その後、繰り返すようなら点滴カテーテルを抜き、抗生剤で処置をします。

対処が遅れると命にも関わるので、在宅点滴の大きなリスクとも言えます。

栄養や水分補給には手放せない点滴ですが、こうした、点滴のリスクを防ぐには口から摂った食べ物や水分を極めて効率的に吸収できるような腸であることが必須です。

私のように「短腸症候群」と呼ばれる患者は、一般的に6~7mある腸が、残存1mを切った状態をいいます。

この残されたわずかな腸を夢の「超栄養水分吸収型(←この呼び方は私が勝手に付けた)」にしてくれる薬が、今回私に話がきた治験になります。病院から冊子をもらってますが、以下に概要をまとめました。



■■経静脈栄養及び補液に依存する日本人短腸症候群患者者に対する「teduglutide(テデュグルチド)」の投与(及び長期投与)の安全性、有効性及び薬物動態を検討する多施設共同、非盲検、フェーズ3試験※■■

※第3相(フェーズ3)の治験で、偽薬(プラセボ)はなく、本物の薬と告知された上での対象患者に同意の上おこないます。私が開始時点(2015年2月2日)では、国内で3名が開始。

●teduglutide(テデュグルチド)は、体の中にあるグルカゴン様ペプチド2(GLP-2)と呼ばれるタンパク質と似たタンパク質でできています。失われた小腸の構造と機能を回復する働きがあり、海外ではすでに使われています。

●今回の治験では、日本人の短腸症候群の患者に対して効き目と安全性、薬物動態(体に吸収された薬の量)、そして副作用を調べます。

●治験の方法は、体重1kgあたり0.05mgのteduglutide(テデュグルチド)を毎日1回、自宅で皮下注射します。ステージ1:事前検査として投与開始前の体の状態をすべて調べます。静脈栄養量を調整・安定化4~8週。ステージ2:投与期間24週。ステージ3:延長期間は最長24ヶ月。

造影、心電図、採血など頻回な検査と、最初の投与時の入院、来院スケジュール、摂取水分や尿量を記載し、徹底管理が必要です。費用はかかりませんが、こうした内容をみると、体調的な条件だけではなく、性格的なことも患者条件になるようです。

2015.2.2
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theme : ロハス&エコロジーライフ
genre : ライフ

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